ワインエキスパートへの道(我流)
こんばんわブログ主です。
約二週間ぶりに記事を書いていますが、酒に飽きたとか、ブログ書くのがなんかメンドイ等といった理由でなく、毎度の職場の人手不足かつとある活動を始めた事でなかなかブログ活動に時間を用意しにくいといった理由により更新が滞っていた状態でした。
以前元旦の記事に今年の抱負とかを書いていましたが、その抱負の一つ
ワインエキスパートの資格取得に向けての勉強を始めました。
社畜ライフしながら空いた時間をだいたいこっちに回しがちになった結果、更新頻度が下がった次第でありますm(__)m
というわけで今回の記事は酒のレビュー記事ではなく
実績はないですが現状の我流ワインエキスパート対策の勉強法について語っていきます。
加えてプロのソムリエ推奨の参考書も紹介したりします。
その前にワインエキスパートとはなんぞやかというと
ワインエキスパートとは酒類、飲料、食全般の専門的知識・テイスティング能力を有する者を言う。 プロフェッショナルな資格ではないので職業は問わず、むしろ愛好家が主な対象となる。我が国においてはJ.S.A.が、ここで 言う定義・役割・求められる能力に適うと認められた者に対してワインエキスパートの資格を認定している。
受験資格についても
•職種、経験は不問
•ソムリエ職種に就かれていて、受験に必要な経験年数に満たない方
といった具合です。
比較としてソムリエ資格(以下やや長文。読むのがメンドイ方はスルー推奨)
ソムリエとは飲食、酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関、酒類製造のいずれかの分類に属し、酒類、飲料、食全般の専門的知識・テイスティング能力を有するプロフェッショナルを言う。ソムリエの役割は、飲食店もしくは酒類・飲料を販売する施設におけるそれらの提供、ならびに商品の適切な紹介とサービスを中心に、啓蒙・普及・研究・教育を目的とした専門的なアドバイスや清潔で衛生的な食事環境の維持など広範に及ぶ。ソムリエの資格はここで言う定義・役割・求められる能力に適うと認められた者に対して、然るべき機関(我が国においてはJ.S.A.)により認定される。
受験資格も
【一般】(JSAに入会はしてな人の事)
以下の職務を通算3 年以上経験し、第一次試験日においても従事している方
【会員】
会員歴が2年以上あり、以下の職務を通算2年以上経験し、第一次試験日においても従事しているJ.S.A.正会員および賛助 会員所属者
◆アルコール飲料を提供する飲食サービス
◆ワイン・酒類飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
◆アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務
ものすんげぇ雑に要約すれば
ワインエキスパート
社会的にも一応ワインのプロフェッショナル的な資格。
でもどちらかと言えば愛好家ガチ勢の資格。素人でも取れる。
ソムリエ
受験資格として酒類関係の業務にある程度従事していた経歴が求められるフツーのガチ資格。
以上から自分が酒関係で資格取りたいならワインエキスパートになります。
しかしなぜこのワインエキスパートの資格を取得するのかというと
・単純に知識、経験を増やしよりワインを理解するため
・ブログの記事に内容の信用度、説得力の強化
・あとは資格取得で様々なプロとのコネクションを作り、さらにより良くいろんな酒を
知るため。
・なにか将来で使えないか
若干うすぼんやりしてますがこんな具合です。
あと今回詳しくは書きませんがその他の酒の資格(例:利き酒師とか)に比べ
試験にかかる費用が安いのも理由だったりします。(利き酒師とかは10万円近くかかり、資格取得後も維持費も発生するのに対しワインエキスパ―トは受験料、資格認定料込々で5万円、維持費はないですがまあどっちにせよ高いです)
とまあ資格を取るのはよいとしてどう勉強しようかとプロの方々に相談した結果こんな本をおススメされました。
田辺由美のワインブック(税抜き3800円)
田辺由美のワインノート(税抜き2600円)
という本です。ページ数はどちらも220ページ前後位のボリュームです。
ソムリエ協会出版の参考書ではなく、タイトル通り田辺由美といわれるワインスクールを運営されている方監修の本だったりします。
もちろんソムリエ協会出版の教本もあり、資格取得の受験を申し込めば教本ももらえたりはします。
が、過去の教本をソムリエの方に見せてもらった事がありぱっと見はタウンページの如く厚い本でしたw
ソムリエの方も
「こんなんやる気なくすし、覚えられないからねw。だからこっちで覚える事を推奨するよ。」
で購入ですが総額6000円位かかかりました。高い印象はありますが、受験対策セミナーと比較すれば
まあまあ安いのですよw
この手の講習に行けば高確率で合格はすると思いますがそれでも最低6~10万円近くかかるので、ソレを考えれば出せる金額だったりします。
まあそもそもこのド田舎(山口県)じゃあ講習やってないというのもありますがorz
以下内容
まずワインブック
とこんな感じにまさにワインの教科書という所です。
情報を絞ったといってもこれでもかなり多くあと、フランス語、イタリア語、ドイツ語等々登場して語感がまったく慣れず頭に浸透させるのになかなか苦戦中ですw
とりあえず反復で黙読をしまくって覚えて、復習を繰り返し言語を定着させてます。
そしてワインノート
こちらはその教科書に対応した問題集という感じです。
出題内容も、基礎、応用、試験レベルと対応していて、ざっと見た感じワインブックからさらに情報を抽出した内容になっています。
なのでワインノートで最低限必要な知識を厳選し覚えつつ、ワインブックで余裕があればより深く覚えるの具合で勉強して行こうかなと思ってます。
ちなみに試験自体は
一次試験 7月20日~8月30日
二次試験 10月9日
の予定で短くとも4か月の猶予はある状態です。
だいぶ先ですが社畜なので時間の捻出時間の厳しさから今のうちに対策を地道にやっていくようになります。
そして
このワインエキスパートの資格取得を甘く見ているつもりはありませんが、もし現状の手段のみで取得できてしまえば、講習受ける時間と資金がなくともなんとかなるという証明になり、今後同じく資格取得を考えてる方の微妙な励みかつ参考になればなと思います。
というわけで本日の記事は此処までにします。
またワインエキスパート関連の近居報告記事とかもたまに書いていきます。
次回更新予定日も未定ですが3月下旬には何か記事を書いていきたいと思います。
此処まで読んでいただいた方ありがとうございましたノシ
真面目な内容だからこそヤるぜ。看板娘♂コーナー
赤コーデの眼鏡×ポニテ×真面目感あるアイン君が真面目にイチゴタルトを見つめている様子をお楽しみください。
注
当ブログ主は、この手の資格勉強初めてかつ、なにかしらの資格を社会人になってから取ったことはございません。
てなわけで今んとこはワインエキスパートの勉強とかをより知りたければ他のもっと詳しい方やブログを参考にしましょう。
まあ参考書位はちょっとでも参考にはなるやもしれません。
Peter Michael L’Esprit des Pavots Knights Valley
こんばんわブログ主です。
これまた更新予定日がズレてしまい申し訳ありませんでしたm(__)m
ここ最近本職でトラブルが多いもので想定外の事が....以下省略....等という言い訳はしたくなりますが、にしても多いw プライベートの生活が無気力系ならいざしらず一応酒関係では活発にあれやこれややってるの分エネルギーを本職に吸い取られ、社会人も私生活の質を両立させるのも難しいなと思う今日この頃です。
てな処で本日は久しぶり酒一種の記事になります。
本日紹介の酒はコレ。
Peter Michael L’Esprit des Pavots Knights Valley 2014
(ピーターマイケル レスプリ・デ・パヴォ ナイツバレー)
アメリカ カリフォルニア の名醸地ソノマ の赤ワインになります。
さてこちらのワイン問題はいくらか?
このブログに登場する自力入手の酒史上最高金額
1本21600円ッ!
個人的な金銭感覚をしても非常に高額な買い物になりました。でも悔いはない!(あくまでも個人の感想です。特に酒が熱狂的、偏執的に好きでない人が買えばとても後悔するかもしれません。)
実はそろそろ誕生日を迎え20代後半突入する所で、その前にそれこそこの世の頂点に君臨する勢いのワインを知りたいという事でいつもの酒屋の店主に質問した所紹介を受けたのが、カルトワインと言われるフランスの5大シャトーより安くかつ世界的評価でそれらすら凌駕せしめたワイン群でありその一角であるこのピーターマイケルでした。
久しぶりな解説コーナー。
カルトワイン
以下サイトより引用
カルトワインとは、1990年頃にカリフォルニアで誕生した用語と言われています。
一般的には、「カリフォルニア、特にナパヴァレーを主体に生産されている高品質な高級ワイン」の総称
共通している部分としては、高品質で高級なワインであれば何でも「カルトワイン」というわけではなく、生産数がひどく少なく、さらに特別な顧客しか手に入れることができない「超レア」なワインを指して使われていることが多いようです。
引用サイトURL
とりあえずイメージとしてワイン愛好家でかなり著名なX japan のYOSHIKIさんが好むような20万~50万円超えるようなアメリカのワインと思えば大体合ってます。
他にも
・ワインの世界的な歴史に名を残すような偉業をなしたワイン
・世界的なワイン評論誌で超高得点や満点等をたたき出したワイン
等もありあます。
むちゃくちゃ凄そうで入手難易度も低くはないですが、1万~3万、5万~8万位の価格帯でネットショップでそれなりには扱っているので(情報取集さえ頑張れば)意外と手に入りますw
ピーターマイケル
ワイナリーの名称にしてこのワイナリー創設者の人物名。
以下引用
ピーター・マイケルはカリフォルニア、ソノマのトップに君臨するワイナリーです。
英国でのビジネスの成功により英国経済の繁栄に寄与した功績を称え、1989年に「Sir」の称号を受けたピーター・マイケルは、その7年前の1982年に家族と共にカリフォルニアに渡り、カリストガ北のナイツ・ヴァレーにワイナリーを建設しました。
引用サイトURL
というわけで真面目にピーターマイケル卿と呼べる人物が設立したワイナリーになります(卿と名乗れるとかもはやスケールがパンピーにはデカすぎてようわからんとですw)
以下の写真は店主と現ワイナリーオーナーとの2ショット
現在は、息子さんのポール・マイケル氏(写真右)が運営されていいるようです。
左は店主ですが一応プライバシー保護のため笑い男のアレで加工しときますw
このワイナリーが残した世界的業績については
引用URL
ざっくりこんな感じです。
特に一番上に関して簡単に言えば、DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)つまり一本100万円超えるロマネコンティを作る会社でⅮRCモンラッシェというワインは名誉だけで言えば世界の頂点に君臨する白ワインで、それすら凌駕したワイナリーとしての称号も持っていることを示しています。
他にもカベルネソーヴィニヨン主体のワインでワインスペクテーター2015年度年間ベスト100位にて1位になる等、ソノマにおけるカベルネの頂点とも言われてます。
以上は全体のザックリ概要。
今回は引用を多めにしてみました。
続いて今回の酒、ピーターマイケル レスプリ・デ・パヴォ ナイツバレーのスペック
使用ブドウ品種
カベルネソーヴィニヨン53%
メルロー27%
カベルネフラン18%
プティヴェルド22%
このようにカベルネソーヴィニヨン主体のワインになります。
他にも
フレンチオーク100%にて18ヶ月熟成
アルコール度数 14.9%
あと余談ですがこちらのワインは
レ・パヴォ エステート・レッド・ボルドー・ブレンド ナイツ・ヴァレー 36000円
というワインがあり、今回のレスプリ・デ・パヴォ ナイツバレーはそのセカンドワインになります。というわけで実は相対的にこれでも安い部類だったりします(感覚麻痺)
セカンドワイン=簡単に言えばファーストラベルのワインの型落ち品。
ファーストと同時に扱うには難があれどそれ以外は非常に高品質。
手軽に高額なワインを楽しむには一手ではありますが、型落ち品ど
ころかセカンドにはセカンド特有のスペック(ブドウの配合等)
で独立した個性や魅力を持つものも多いです。
感想
今回店主からは
コルク抜いて48時間あたりが飲み頃
という事で
初日 48時間後 加えて96時間後で飲んでみました。
初日
この時点でもかなり旨いもののまだ余力を残してる具合がありました。
カリフォルニアの赤ワインは総じて風味が強い、刺激的、パワフルという事が多いのですが、こちらのワインはフランスよりという噂は聞いてましたが、確かにあまりパワフルではなくどちらかと言えば優しめ、上品そんな具合です。
そんな具合に期待値を高めつつ48時間後
48時間後
やはり持ち込みで
そして感想
香り=果実の香りにトーストのような焦げた香りがあり、芳醇よりかは引き締まった感
じ。また香りのポテンシャルが非常に高くグラスの中を飲み干した残り香ですら
上記の感想が出てくる位の存在感があります。
風味=風味そのものは平たくかつ柔らかくでも主張もしっかり。平たい果実の風味と言
っても凝縮感はあるので単調さ退屈な風味ではないかなと思います。優しめなタ
ンニン(渋み)で風味の輪郭があり、広がるよりかはこちらも引き締まる感触。
また平たいと思いきや、終盤舌奥で盛り上がる感じもあります。
後味=最後はやや短めの余韻でバナナっぽいです。
(※味の感想はこんな感じで3段構成でまとめてみようかなと今後思います。)
総じて非常に旨いとは言えますw
やはり2万クラスかつ完成度が極まって高いワインと言うのは、しっかりとした風味の強さと同じ位のい繊細と複雑さ深淵な個性を持ちつバランスに優れ欠点がほぼない作品ばかりだと言えますが
個性はそれぞれですのでものすんごい濃いのが好きな人には物足りないかもしれませんが、繊細系が好きな人にはおススメできるかなと思いました。
以下お店の大将に飲んでいただいて出してもらった料理
完熟トマト 牛のしぐれ煮 チーズの前菜
牡蠣とゴルゴンゾーラ
牛タン赤ワイン煮
とここでほとんど飲み切りましたが、一応念もう少し時間経過した味も見てみるかという事で残してみました。
96時間後
う~ん後悔したorz
不味いか否か言われれば旨いですが、酸味とタンニンが強くなりすぎて繊細さ複雑さが崩壊しかかって48時間当たりの感動がすべて冷める勢いだったのでちょっと残念でした。
というわけで非常に高額という事で全霊を賭して楽しんでみましたが、店主やプロの方から
「2万クラスのワインに慣れるとそれ以下のワインは美味しくても完成度と言う点では
物足りなくなって買わなくなるから微妙におススメできなかった。」
というのを最近この価格のワインを知る事でようやく理解した所ですが、しばらくは1500円~6000円クラス、偶に10000円のワインで楽しんでみようかなと思います。
では今日はこのあたりで。
次回更新予定日は未定です。
ここまで読んでいただいた方ありがとうございました。
ネタを発掘し始めたぜ看板娘♂コーナー
最近武器アクションでの撮影試みてます。
とりあえず騎士号の爵位持ってるようなやんごとなき人物今回の記事に出ましたので
お品のあるお恰好してるアイン君のおガンアクションでもお楽しみください。
注
基本1~2万のハイレベルなワインを入手し料理とのペアリングを楽しむ際は、可能な限り持ち込み可能な店を見つけてプロにお願いしましょう。
この手の価格のワインに対して、料理とワイン双方の魅力を引き出す事が出来るようなペアリングはやはり家庭料理では限界がありかつポテンシャルを引き出せにくく非常に勿体ないので、信頼に足るプロを見つけてみるも案外面白いので推奨します。