酒天導師の戯言

飲んだ酒のレビューまたはそれにまつわる出来事を語っていければなと思ってます。山口県在住で基本県内で飲んでますが たまに県外での出来事も記載できればなと思ってます。

飛露喜 特別純米

 こんばんわーブログ主です。てなわけで約6日ぶりの更新にして第4回目のレビューになります。

よろしくお願いします。

 

 前回のレビューからなんとか早めに更新したくともデスマーチモードの業務&飲み歩き&ネタ集めとかしてたら、寝落ちの連続でとても更新できるパワーとかありませんでしたorz

 しかーし修羅場は超えたのでこんどこそ安定してブログ更新やっていきたいと思います。

 

 てことで今回紹介する酒はコレ。

 

 

 

 

 

 

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飛露喜(ひろき) 特別純米 生酒

一升瓶(1.8ℓ) メーカー希望小売価格2730円(たぶんな!)

 

 今回は自分で購入したのではなく、行きつけのお店で飲んだこちらを紹介させていただきます。え、なんで買って飲まないのだって?

買えねーのですよ!

 というのもこの日本酒、知名度高く需要に対する生産量が少ない類の日本酒(全国日本酒ランキング10番以内には大体入る酒)なのでまず売ってないわ、転売ヤーだとかがプレミアム価格つけて1万超える金額でネットに売られてるわで、一般的な人はまず金持ちでないと手に入らない。

 加えて酒屋さんも中には特約店で仕入れてるものの転売されるリスク回避のため信頼できる人にしか売らない、といった事もしてるので入手難易度がかなり高い日本酒になります。

 

ただし日本酒の品揃えがかなりこだわってる類の飲み屋などにはあったりするので日本酒バーなどに行って飲むほうが一番近道かなと思います。

以下スペック画像

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てなわけで相も変わらずな解説コーナー。興味ない人はスルー推奨ですだよ。

 

福島県

飛露喜の生産地。いわずもながら東北大震災や原発事故で類を見ない被害を受けた場所にはなりますが、かなりの日本酒の名産地で

日本酒生産量全国7位

全国新酒鑑評会における金賞受賞数全国1位

と日本酒の質と量ともに最高クラスの県だったりします。

さらに被災の件で食べ物、飲み物の放射能汚染でむろん日本酒も安全面がかなり危険視されるものの

・日本酒に使われる水は地下水のみ。基本地下までは放射能汚染は及ばない

・国トップクラスの安全検査をクリアしたものしか出荷していない

・そもそも酒米は表面を削って使うので汚染があったとしても汚染箇所は排除されてる

 表面のみに汚染が進んでることが多い模様。

等から安全面の証明としては現状日本一だったりもする。(ただし諸説は色々あるので注意。気にする人は気にする。)

 

特別純米酒

 精米歩合が60%以下であり醸造アルコールを添加せず特別な方法で日本酒を造っている、という条件を満たした日本酒の事。今回の飛露喜は精米歩合55%(全体の45%削った酒米)なので条件をみたすもののスペック的に純米吟醸酒も名乗れたりする。あえて特別純米を名乗るのは純米吟醸酒だと華やかさやフルーティーな味が多くその印象を与えがちになるので、米の旨味を生かしたイメージのほうを連想して欲しい場合は特別純米の名前を使う酒蔵は多い。

 特別な方法で造るについては酒蔵によってまちまちであるがこの酒蔵に限っては、限定吸水、超低温発酵といったざっくりいうと普通の純米酒には使わず、出品酒や高級酒に使うような技法をこの酒に使ってる模様。

 

・廣木健司

 廣木酒造本店代表取締役にして飛露喜の開発者。ついでに名前の由来としてこの方の名前と「喜びの露が飛ぶ」という意味で飛露喜だったりする。

 

 

 

味の感想

 

驚愕はなくとも不思議な魅力を持つ味

 

香りはほんのりあり、口に含んだ香りも強くはなくともあり、口当たりは柔らかく非常に飲みやすい。しかし舌奥に入ればとろみを感じるような旨味もあれば味に複雑さと深みをもたらすような丁度良い雑味もあり、程よい酸味もあるので後味も悪くない、といったところでコレといった明確な特徴や主張を感じる酒ではないですが

日本酒の味の要素総てを感じる事ができ、いつ飲んでも飽きることなくおいしく飲める酒

たとえるなら一流の料理人の料理は確かにメチャ旨いがすぐ飽きるのに対して、嫁さんの料理は一流でなくとも落ち着いて食べられ毎日食べる分には飽きないという感じに近いだろうか(なおブログ主は愛ではなく哀に生きているので、生涯名誉独身なのでぶっちゃけよくわかりませんが飯が旨い嫁持ちの人間の感想を参考にしています。)

 

という印象でした。

 

蔵元さんのコンセプトとしては

濃密な透明感のある、存在感のある酒を造りたい、いう言葉通り、存在感がありつつ、スッキリとした切れのある日本酒。料理にも合い、特に和食の味を邪魔せず双方のいい関係を作り出すのが特徴

 

とのことですが、うーむ納得するし同感できるなあコレは。香りが強い吟醸酒は料理の邪魔になることが多くまた味がスッキリ、悪く言えば薄いので料理に味が負けやすいという点があるので、食事に合わせる酒としては香りはそこそこで旨味や酸味がある程度ある酒のほうが相性がよかったりします。

 

なお今回のつまみとしては

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この店のマスターが相性抜群ということで海苔とウニを用意してくれました。

マスターから「ウニが口に残ってるときに酒を流し込んでな。」といわれ実食

 

 

うむこの味の衝撃を示すにはこの表現しかあるまい。

 

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というぐらいに相性抜群です。

口に含むとまず海苔の味わいがやってきて、噛む事でウニの独特な旨味やクセがやってきて

その最中酒を流し込むことで

広がるようにウニの味わいがやってくるわ、酒で独特のクセはかき消され酒とウニの旨味のみ口の中に残り相乗効果でより味が高まり口からビーム出そうなくらい素晴らしい組み合わせでした。

 

日本酒は酒単品でもうまくとも、つまみや料理との相性次第で酒のみの味を軽く超えるような発見が数多くあるのでその辺の追及はやはり続けなくてはなというという事を再認識させられました。

 

てなわけで今回のレビューはこのあたりで。ここまで読んでいただいた方ありがとうございましたm(__)m

 

 

 

 

 

 

恐らくお待ちかね看板娘のコーナー。

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まあ日本酒なんで和風感あるアイン君を用意しました。お楽しみください。

注 当ブログを訪問され実際に飛露喜と海苔&ウニの組み合わせをしたことでビームを放出し公共物を破損させたり、大切な人にあたり風穴あけて突然の死別にあったり、自衛隊や警察にマークされ突然不幸になったとしても、体質の都合があると思うので、当ブログは他人事のように「がんばれー」としか言えず責任を負えないのでご注意ください。

 

 


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