Crystallum Mabalel Pinot Noir 2016
こんばんわーブログ主です。第7回目のレビューになります。そんでもって飲み帰りかつ金欠でございます。(自業自得)。まあいつものことですが酒が入って、ビミョーにハイってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ て具合にどこぞのエジプトに在住していた吸血鬼さんのテンションで書いていきますがご了承ください。
てなとろころで本日の紹介する酒はコレ
Crystallum Mabalel Pinot Noir 2016
(クリスタルム マバレル ピノ・ノワール 2016)
てなところで南アフリカ産の赤ワインになります。
お値段お店によりますがブログ主は720mℓ 6500円というなかなかに高い金額で購入しました。ここまでいくと焼肉の(ピィー!)角の食べ放題よりもお高い金額となりますがまあそこは人の価値観次第かなとw
フツーの人「5000円あればそんなワインじゃなくて居酒屋の飲み放題いけるで!」
ブログ主「5000円あれば旨いワイン好き勝手にのめるでw」
たぶん前者がフツーですが酒狂いな人はきっとブログ主と同じ心境になると信じてます。だってバーだったらこの倍以上の値段で一杯ですもの買ったほうが安上がりなのですよ。
なおこの酒を購入したいつもの店主からは
「10日かけて味の変化と違い感じながら飲んでな」といわれてるのでこのワイン購入したのは今から10日前になり今日飲み切ったところなのでレビューを書いている次第です。
てなわけで解説コーナー。興味ない人スルーでオーケーってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ
アフリカといえば
という印象が一般的かと思われますが(熱い風評被害)ニューワールドワインの歴史としてはわりかし古かったりします。(350年)
チリと同じくコストパフォーマンスに優れるワインが多いのも特徴で
かつ多くのワインに使われる酸化防止剤(酸化の防止により大きな味の変質を防ぐ 雑菌の繁殖を防ぐために添加されることが多い)を添加してない、ブドウに使用される農薬の量が少ないなど詳しいことは省きますが体に優しくかつナチュラルな味わいのあるワインが多いそうです。
このブログでのレビューはまだですが
EUのワイン伝統国のモノは繊細かつエレガントな味
アメリカのニューワールドワインはワイルドでパワフルな味
なのですがその中間的な味わいがアフリカだったりします。あと地味にワイン生産量世界8位でもあります。
クリスタルム
2007年設立の家族経営の小さなワイナリーになりますが、アフリカワイン格付けにおいて数あるアフリカワインの中でも20しか選ばれない1級ワインを製造してたりするこれまたメチャすんごいとこだったりします(南アフリカワイン格付けは5級まであり)。
年間生産量もかなり少ないのでアフリカのトップホテルのみでふるまわれたりもします。なおネット通販は大概売り切れなので購入する際は近場の酒屋でも特に腕利きの酒屋さんを探して売ってないか聞いてみたほうが早いと思われます(そんな人を探すのが逆に一番難しいかもしれませんが....)
マバレル
ブドウ畑の名称になります。製造元とブドウの品種は同じでも収穫した畑の違いだけで味が大きく変わるのでよくワインの名称には畑の名前がはいってたりします。
なお畑の詳細は割愛(ブログ主も勉強中で日照時間とか気候の違いと畑の土壌成分によるブドウの品質の差異と味の違いとかは勉強中ですのでご了承ください。あくまでも最低限の理解が必要と思われる&書ける内容のみ書いてます。)
赤ワイン用ブドウ品種の代表的な品種になります。
ブルゴーニュ(フランスワインの名産地No.2)の貴婦人などといわれるようにたいへんお上品な味わいになる品種です。ワインの醸造において複数の品種で醸造されることもありますがコレに限り原則単一品種で醸造され、かのロマネ・コンティ(世界で一番高いワイン。大体100万~300万円位)にも使用されています。
主な産地はワイン発祥にして一応頂点のフランスとニュージーランドです。
香りが非常に華やかかつ軽快であり味が実に淡麗なのが特徴です。ステータス香りに全振りな品種ですので
悪く言えば薄くて浅く単調な味わいなので濃い味が好きな人にはあまり向かない
という一面もあります。
感想
というわけで感想を10日分ダイジェスト版で書いていきますが、ブログ主ピノ・ノワールのワインはぼちぼち飲んでピノ・ノワール解説の項目のような印象を抱き総じてそんなに好きな品種でないことは店主も知っているのに、その上で南アフリカおススメワインとしてコレを用意してくださったので購入したのですが、結論からいうと
香り華やか淡麗な味という固定観念を覆される味
でした。
以下日を追っての感想
1日目
とりあえず見た目
ふっ…ふつくしいっ…!
少々暗めでわかりにくいかもしれませんがルビーを彷彿されるような色味とありながらも透明感ある感じで見栄えが大変良かった所です。
香りは華やか青っぽい植物的な香りで薔薇やキイチゴを連想させましたがそこはやはりピノ・ノワールの醍醐味、そんな感想を抱き実飲
まだ旨いとは言えないが、透明感、クリアな果実の旨味が舌の上を突き進むような力強い味
で少なくとも自分が知っているピノ・ノワールの味ではなく時間経過による酸化でどのように進化するか楽しみになってくるような具合でした。
2日目
舌に入り突き進む進度がより広がりさらにその終わりに苦みがでてきて味わい深さが増してきました。
3日目~6日目
暫くは大きな違いは感じなくとも突き進む進度はどんどん増していき最初は舌先あたりだったのが舌の奥まで突き進むような所まで進化してきました。
7日目~9日目
キタコレ!旨い
突き進む進度が最高潮なのは言うに及ばずながらまっすぐ来るような味から終盤は扇状に広がるような感覚になってきつつ酸化による味の輪郭とまとまりもより鮮明になっていて完成度は十分なモノになってました。
10日目
で最終日の画像になりますが、初日よりも色味が濃くなっているのが分かっていただければ幸いです。
で最終日の感想は
舌を真っすぐ突き進みつつ膨らみあるコクがやって来て広がるような苦みをもってフィニッシュとなり長めな余韻がありました。初日からは考えられないほど味の表情変化がでてきて確かに旨いといえるものになってました。
というのがブログ主の感想ですが。
プロの感想だとこんな具合になるそうです。
以下原文ママ
フランボワーズ、チェリーなどを思わせる果実香、カラメル香、燻し香、木質香、カカオの風味、ナッティーな風味、僅かに動物臭、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。口の中に程よい濃縮感があるチャーミングな果実味が素直に広がる印象です。アルコールをやや強めに感じ膨らみがあり、比較的豊かな酸と程よいミネラルを感じ、透明感があり、しかもしっかりした骨格を備えています。タンニンはやや強めですが、荒らしいところはなく、あくまでもシルキーで柔らかい印象です。余韻は長く、果実の旨味と共に収斂性をやや強めに意識します。優しくチャーミングな果実味が素直に広がり、ミネラルに富み、しっかりした骨格を備え、しかも透明感ある味わいです。様々な複雑味は次第に豊かに現れるので、じっくり味わいたいヴィンテージです。
うんわかるようでやっぱプロのコメントて難解ですね.....
総じて旨いけど
完全に味が覚醒するまで時間かかるし日を追って飲まないと良さがわかりにくい
って所はあるので酸化による味の進化を楽しむのがある意味このワインの良さかなと思いました(小並感)
そして淡麗なピノ・ノワールの中でも香りの良さもありつつしっかりとした味わいをもち「ブルゴーニュの貴婦人」という異名に違わない気品さもあったというところです。ピノ・ノワールのなかでも特に深めな味わいがありこんな味にもなるのだなと勉強になった一本でした。
余談ですがブログ主的には貴婦人よりかは女騎士みたいなイメージがこのワインにはありましたw
気高く戦場を力強く疾走するような感じです(なんのこっちゃ)
以上今回のレビューはこんな感じで終わります。
ここまで読んでいただいた方ありがとうございました。
おなじみ看板娘♂コーナァーッ!
ワインの名称がクリスタルムなんでクリスタル感ある背景にしております。
どや顔アイン君と卑猥な恰好をしている女忍者?のツーショットをお楽しみください。
(なおキャラは違いますが隣の方は前回のゲテモノグロ生物と同一人物です)
撮影協力ありがとうございました。
注
当ブログを訪問したことで明らかにフツーの人が購入しないような酒を買い始め周りから「なんだコイツ」とか「なぁーに違いの分かるソムリエ気取りやってんだよぉー」などと言われさらに金欠となり周りと飲みに行けなくなって一般的な人と馴染めなくなったとしても当ブログは70%位の責任は負うので砂漠の砂粒サイズご安心ください。
(周りなんかしったことかー的な人ならそういうスタイルなってもへーきなハズですw)
なおクリスタルム・マバレル・ピノノワールはだいたいないですが
別の畑のブドウで造られたクリスタルム・ピーターマックス・ピノノワールはあったのではりつけます。
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