不動 ふさこがね磨き80 純米生原酒&デリス・ド・ブルゴーニュ
こんばんわーブログ主です。第45回バーテンダー技能競技大会のレビューを前編・後編に分けて来場レビューの記事を書きましたが、今回はいつも通りレビュー記事になります。
てな処で第9回レビュー行きます。本日紹介する酒はコレ。
不動 ふさこがね磨き80 純米生原酒 1800ml 小売価格 2,200円
(隣にマッカラン12年[スコッチウィスキー]がありますが 関係はありません)
スペック画像は以下参照。
今回は千葉県産の日本酒にまります。イマイチ知名度はない(恐らく)銘柄にはなりますが完成度が非常に高い日本酒を製造されている蔵元でこのふさこがね80純米生源酒に限っては
コストパフォーマンスという意味ではブログ主史上最高の酒です。なんてったて4合瓶(720mℓ)で1100円ですからw一升ですら2200円ですから。
てなところで相も変わらず解説コーナー。興味ない人はスルー推奨☆
千葉県
この県といえば世界最強の著作権を持つネズミ住まう夢の国がありますが、日本酒についてはイマイチあまり印象がある県ではない気がします(間違ってたらスンマセン)
鍋店株式会社
不動の蔵元さんになります。この蔵元、平成9年より杜氏を雇わず社員のみで日本酒を作られてるようです(山口県の某日本酒獺祭と同じだなぁ。)
あんまし聞かない酒米だなと思ったらコレ、酒米どころか飯米です。つまりごはん。
画像はイメージキャラのふさこがねちゃんだそうです。然豊かな千葉県で元気に育ち、ちょっぴりお転婆なイメージの模様。
全く日本人は何でも擬人化するな!
精米歩合80%
飯米の精米歩合は90%、つまり全体の10%しか磨いてないのですがさらにそれから10%しか磨いていない状態です。この数値は酒を造る精米歩合としてはかなり低い数値で、大体日本酒を作るときは低めでも70%、多くは60%前後になります。
もちろんメリットとして旨味や味が濃くしっかりとしたモノになる反面周りを磨かない分雑味が濃くなりやすいという点もあります。
アルコール度数15
この日本酒は原酒つまり本来ならばアルコール度数は19~18度はあるハズなのですがこの酒はアルコール度数15度になってます。アルコール度数を抑えることでやはり飲みやすくなる半面度数を抑えるために醪の時点で加水等でおさえたりするので味が薄くなりがちなのが弱点ですが、この日本酒は極低温発酵で加水とは違う手法でアルコール度数を抑えてますので旨味を薄めることなくアルコール度数を抑えることに成功しています。
注:以下の内容はブログ主の理屈と推測入っているので確かな情報ではないので悪しからず。
アルコール発酵とは酵母が糖を酵母が食べアルコールと二酸化炭素を生成します。
通常の醪の発酵温度は12℃~13℃位で酵母のアルコール発酵を進めています。一方で酵母の活動に適している温度は30℃近いのでそれに比べると非常に低い温度なので発酵の活発化にはもちろん温度は高い事に越したことはありませんので温度が低ければ活動が収まりアルコール度数が低くなります。極低温発酵がどの程度の温度かはわかりませんが、少なくとも通常より低い事には変わりないのかなと思われます。ちなみに純米大吟醸の製造法は低温でひと月発酵させますが温度が5℃まで下げることもあります。極低温いうことなのでもしかすると純米酒なのに純米大吟醸並の手間をかけているのかもしれません。
以上解説終わり。
さらに今回はつまみも紹介。
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ちょっと斜めってますがご容赦をw
デリス・ド・ブルゴーニュ 2500円
またつまみチーズかよwと思うかもしれませんがたまたまですw
こちらフランス産の白カビチーズです。特徴として乳脂肪分75%つまりバター並(バターは80%)にある濃いチーズになります。
中身はこんな感じです。
もう中身開けた瞬間に芳醇かつ独特な香りがハンパないです。
というわけで撮影用兼大会の引率のお礼ということで
いつもお世話になってる行きつけのバーにチーズと酒持って突撃。
ヨシ、オサレだw
酒はみてのとおり非常に白濁しており濃い色合いになってます。
てなわけで感想。
特濃な旨味とそれに合わせた強い酸味のバランスが素晴らしい酒
やはり飯米が原料かつそんなに米を磨いていない、さらに生で原酒なので非常に濃い味わいかつ深みもある。そして本来なら雑味が目立ってもおかしくないのに強い酸味が利いてるので後味そのものはかなりスッキリしており、加えてアルコール度数も低いので飲みやすさまで兼ね備えているというハイクオリティなお酒でした。
ただし磨いていない分やはり味としては濁っているような澄んだ味わいではないのでやや通好みな点もあるかなとは思われます。あと飲み疲れもややあり。
でも総合的にこのような米を削らずに作った酒の中では最高格の味わいといえるかなと思います。
さらにつまみのデリス・ド・ブルゴーニュの感想。
非常に濃くミルキーな味で口の中で溶ける感触が素晴らしい
まず白カビ特有の塩気がやってくるものの途中で旨味もやってきつつ乳脂肪分75%なだけあり、口の中でスグに溶けます。上質なチーズケーキを食べてるような感触ともいえます。
バーのオーナーにも試食していただきましたが「口の中で溶ける感触に感動をおぼえるねコレは。」とコメントいただきました。
口にのこっている最中にこの不動を流し込めば
またこんな具合になりますw。
デリスと不動、どちらも特濃な味で片方が片方の味を殺すことなく相乗効果で旨味は増すわ、さらに不動の酸味で後味スッキリするわでこれまた素晴らしい組み合わせでした。
ちなみにブログ主の発想ではなくいつもの酒屋の店主紹介の組み合わせです。なので悪しからず。
酒の味が濃くなければデリスが酒の味を殺してしまい、フツーのチーズでは不動がチーズの味に勝るのでこの酒とチーズならではの組み合わせと言えるかもしれません。
以上レビュー終わります。どちらも入手難易度はそこまで高くはないので興味ある方は試してみてください。ここまで読んでいただいた方ありがとうございました。
むろん、看板娘♂コーナー
現在PSO2に何故かINできなくて撮影できなかったので過去の写真を挙げますorz
なんかエラソーなアイン君をお楽しみくださいw
注
当ブログを訪問され実際に不動とデリス・ド・ブルゴーニュの組み合わせをしたことでおいしいのはいいとしてもビームがでないという批判をする方。
そもそも人間がそんな事できるわきゃあねえですので、現実を見なさいと当ブログは返す予定なのでご注意ください。