L'arco Rosso del Veronese - Pario 2011
こんばんわブログ主です。
農場にひよこ陛下が来場されるためのデスマ―チは終了し休日となりブログ書いている次第ですがまあしんどいです(嗚呼公僕にでもなろうかw)
とまあ仕事の愚痴はさておきなんか久しぶりのレビュー記事になります本日は13回目
本日紹介する酒はコレ
L'arco Rosso del Veronese - Pario 2011 IGT
(ラルコ・ロッソ・デル・ヴェロネーゼ・パリオ 2011 IGT) 750ml 4900円(税抜き)
イタリアのヴェーネト州のヴァルポリチェッラ地区のワインになります。
ちなみにヴェーネト州てなんぞやと思うかもしれませんが州都はかの有名なヴェネツィアのある州になります。ヴァルポリチェッラ地区はヴェネツィアの間反対の西側にあったりします。
実はコレ購入自体は11月の中旬位で忙しかったりなんなりで飲み切るのに一か月かかってたりしますw
詳しい感想は後程。
では解説コーナー(今回過去サイコーにくどいのでご注意くださいw
てか情報量が今回多すぎてビックリです)
イタリア
ギャングスタ―を目指す頭が金色チョココロネしている15歳の少年が活躍している某漫画のアニメの舞台になりますが、ワイン的には生産量、質、格においてフランスと共に1、2位を争うワイン大国になります。
I.G.T
画像が見えにくいかもしれませんがラベルにあるParioの表記の下あたりに
Indicazione Geografica Tipica
(インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
という表記がありますが意味として
地域特性表示ワインのとなります。
コレは何ぞやかと簡単に言うとワインのイタリアワインの格付け表記になり全体でみると
Denominazione di Origine Controllata e Garantita=D.O.C.G
(デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ)
統制保証付原産地呼称ワイン
Denominazione di Origine Controllata=D.O.C
(デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ)
統制原産地呼称ワイン
Indicazione Geografica Tipica=I.G.T(今回ココ)
地域特性表示ワイン
Vino de Tavola=V.d.T
(ヴィーノ・デ・タボーラ)
テーブルワイン
の四段階の格付けになり今回のワインはフツーよりはちょい高級という所です。
もちろん上の分類になればなるほど、厳しい法律が定められていて格が高くなる、またその見返りとして土地の名前を名乗ることが認められているというものになります。
アマローネ&リパッソ
コチラのワインはこのアマローネとリパッソと言われる造りのワインを50%づつ混ぜて作られたようなので解説。というよりブログ主も初めて聞く単語になりますので大手有名企業の解説より引用
アマローネ
完熟したブドウをアパッシメント(ブドウを3~4ヶ月陰干ししエキスを凝縮させる)し、40~45%ほど水分を取り除き、糖度が上がったブドウを発酵。
最低2年以上の樽熟成と6カ月以上の瓶内熟成を経てリリースされる。
要は干したブドウで造るワインの模様。製法の都合上、通常のワインと比較して非常に生産効率が悪く希少性が高いそうです。凝縮した果実味が溶け込んだイタリア・ヴェネト州を代表する高級ワインらしい。
リパッソ
リパッソとは「元に戻す」という意味の二重発酵。アマローネを造る際に使用したブドウの搾りかすに、フレッシュなワインを注ぎ入れ発酵させます。
のため味わいにアマローネと同じようなエレガントさや複雑さ、豊かなタンニン(渋み)とコクが生まれるのです。
使用されてるブドウ
コルヴィーナ55%、ロンディネッラ35%、モリナーラ7%、クロアティーナ3%
ここにきて初めて聞く品種ばかりだなぁ。頑張って軽くまとめよう。
コルヴィーナ
イタリア ヴェーネト州にてアマローネに使用が許可されている品種。
チェリーのような香りで軽めな味な模様。
ロンディネッラ モリナーラ クロアティーナ
これらの品種はアルコール度数や味の調整に使用されたりするブレンド用、混醸用の品種になるそうです。
感想
初日
ディモールトにベネッ!(とても良い)
[注:イタリア語で「とても良い」という言葉は本当はモールト・ベネ と発音するようです。某漫画の名台詞が一人歩きした結果 ディモールト=とても という意味が広がったようです。]
今回初体験の類の味でなかなか衝撃的な味でした。
まず香りは甘酸っぱくまさにチェリーで芳醇というよりかはツンと香ります。
味は甘口で濃いめなのですが、複数の品種を扱う事で複雑に風味が絡まっており厚みがある事で濃い味わいで、アメリカの風味がただ強いのとはまた違う濃さでした。
舌触りは柔らかく日本酒の生原酒を彷彿させるようで厚みが舌奥で薄まりつつ尾を引きずるように苦みの余韻がやってきます。
余韻自体は長すぎず短すぎずやってくるのですがコレがまたビターチョコレートみたいな苦みでした。
要約=旨いですw
さて初日で味がまだまだ全開ではないのにも関わらず既にメチャ旨いのですがこのワインを持ち込み可能な店に持ち込みその店の店主に合わせる料理でも作ってもらおうかと考えていました。
がここで仕事がドえらいことになりコルク開けて3週間位放置する羽目になりやっとこさ自由になりお店にもっていこうとすればお店は貸し切り状態で当初の予定は破綻となりましたw
なおいつもの酒屋の店主のお店で買い物してからそのお店に伺う予定だったので店主にこの三週間経過のワインを飲んでみたいとの事なので余りを提供したところ
「タンニン(渋み)が強いねぇ。料理には合わせるには難しい状態になってるね。」
実際初日と比較して全体的な風味が強くなっており特に苦み渋みが強くなっている印象はあっりましたorz(決して不味いわけではないので悪しからず)
てなわけで組み合わせは考えずもういつものバーに行って飲みましたw
オーナーとスタッフ(女性)にもおすそ分けしたので感想を記載
オーナー
「開けて3週間もたってるのに飲めるねコレ。凄いフルーティーさが特徴的」
スタッフ(女性)
「普段赤は飲めないけどコレは飲める!」
てな感想いただきましたが、まあ不味いとは言われないで安心ですw
というわけで今回ややもったいない事したなあという所でせっかくの酒を最大限、最良におすそ分けもできなければ楽しめず微妙に歯がゆい所でしたとさ。
質のいいワインは1週間~10日 は余裕で楽しめますが中には1っか月でも大丈夫なのもありましたが今回に関してはやや失敗だった感がありますw
まあ次回からのこの反省は生かしましょう(まあどのくらいで飲めば良いか買った時に
聞き忘れたのが痛かったな!)
以上ここまで
次回更新予定は12月19日を予定しております。
ここまで読んでいただいた方ありがとうございましたm(__)m
そりゃあるZE,看板娘♂コーナー。
イアタリア=ギャング(ド偏見)に基づき
ギャング的恰好なアイン君と乱入協力したフレの豚キムチ宣伝なツーショットをお楽しみください。
ご協力ありがとうございましたm(__)m
注
ヴェーネト州の州都であるヴェネツィアはイタリア語ですが英語では ベニス と言いい世界的にはこちらのほうが馴染み深いかもしれませんが、世の中にはヴェネツィアをベニスと呼ぶ事でプッツンして氷漬けにしたりしてキリングしてくるイタリアンギャングも居たりするのでちゃんとヴェネツィアと呼称しましょう。