酒天導師の戯言

飲んだ酒のレビューまたはそれにまつわる出来事を語っていければなと思ってます。山口県在住で基本県内で飲んでますが たまに県外での出来事も記載できればなと思ってます。

七田 純米吟醸 雄町 無濾過


こんばんわブログ主です。

 

訪問された皆様方は無事に聖夜は過ごされたでしょうか?残念ながら私は社畜ですので25日に飲み歩きという聖夜を過ごしましたw

キリスト教徒の友人から、ユダヤ暦的には日が落ちた次の日になる=結局クリスマスの夜は24日であり聖夜なんだよと言われましたがまあ置いときましょう...

 

 

なお私は基本的にボッチクリスマスで(まあお店のオーナーと話してたりするので厳密にはボッチではないと高らかに主張しますが)美酒を飲んでましたがその夜に飲んだ酒のレビュー記事でも今回は書きます。

 

 

 

てなわけで本日紹介する酒コレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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七田(しちだ) 雄町 純米吟醸無濾過  一升瓶(1.8ℓ)3400円(税抜き)

 

結構久しぶりな気がする日本酒レビュー記事になります。

佐賀県 天山酒造の日本酒になります。

 

以下スペック画像

 

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そして解説コーナー

 

佐賀県

日本が誇る国家機密事項こと天空都市SAGA、または地底都市海中都市と言われてたりします(真面目に言うと地元民が「佐賀は何にもないから本当の首都は別のどこかにあるんだよというねネタのもと天空やら海中になったそうですw

日本酒的には鍋島で有名な県でほかにも古伊万里 前(こいまり さき)、天咲(あまぶき)なども有名な方です

なお九州地方の日本酒そのものは全体的に濃いめな風味のモノが多かったりします。

 

 

天山酒造

この七田を製造する酒蔵になります。総合してみて現状最も九州なかでも勢いのある酒蔵かと思われます。

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2017年に開かれたパリで初の日本酒コンテストKura Masterにおける初代最優秀賞に輝いた酒蔵こそ天山酒造でありその当時の出品酒こそ今回紹介するこの七田 雄町 純米吟醸 無濾過になります。

基本日本酒コンテストは海外で開かれるコンテストでの受賞のほうがレベルが高いとされています。審査員に日本人のみならず海外の方も含まれるためより公平かつ世界基準でレベルが高い評価という事になり実は国内の鑑評会よりも味の質の信用性においては上とされています。

そういう意味ではこの七田も十分世界レベルに旨い日本酒と業界的には評価されている言えます。

 

あとはスペック的な解説

純米吟醸

ザックリ言うと精米歩合が60%(酒米を40%削った酒米の事)の酒米と米こうじと水で醸造しかつ醸造アルコール(焼酎みたいなもの)を添加せずできた日本酒が該当します。

この七田 純米吟醸 雄町 無濾過は精米歩合50%(半分削った酒米)なので無論条件を満たしてますがスペック的に純米大吟醸も名乗れます。

 

 

雄町

酒米の王様といわれる山田錦が一番手なら二番手な酒米日本最古の酒米と言われている品種になり、主な産地は岡山県になります。
山田錦と比較し、強めの酸味、濃いめの味わいになりまろみや甘み味があるものの、非常に酒蔵の力量に左右されやすく、山田錦の日本酒と比べるとおいしく作れる酒蔵はかなり少な目です。使いこなしいい日本酒を雄町で造れる酒蔵は本物の力量を持ってると

いえるかもしれません。(前回雄町を使用した日本酒記事からの引用)

 

無濾過

醪(蒸した酒米+米麹+水を原料に発酵させたもの)を絞り清酒ができます。その清酒を瓶に詰める前にろ過することで醪にある固形物や殺菌作用などもありますが、基本的に味が先細ったりします。なので無濾過のほうがそのままの味というよりかは味の複雑さや濃さが優れていたりします。

 

あとは余談ですが

この日本酒は無濾過ではありますが

生酒(火入れが全くない酒、今回の七田は火入れ一回で通常はニ回の火入れが行われる

   通常よりは少なめの加熱処理といえます。)

原酒(加水でアルコール度数を調整するのが一般的ですがその加水を一切しない酒でアル

   コール度数も18%とやや高めです。)

ではないので誤解ないよいうに(大体無濾過だと生で原酒であることは多めです。)

 

とりあえず自宅での一杯

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感想

コレは危険な酒だw

まず香りは吟醸香が強すぎず弱すぎず香ってきます。

味そのものはやはり甘口で舌全体にちょうど良いい位の雑味と米の旨みと酸味が混ざった複雑な風味が特徴で後味の余韻はややアルコールのパンチがあるかなという所です。

また口に含むと含み香が口の中で広がり鼻を突き抜けます。

少し以前紹介した飛露喜に近く、綺麗めな味わいかつ強い主張がない類の日本酒といえますが比較してこちらのほうが香りが立ち甘口かつ酸が強いかなという印象です。

飛露喜については以下のリンク先レビュー記事を参考に。

 

https://xell7806.hatenablog.com/entry/2018/09/18/025252

 

そんでもって総じて非常に飲みやすくかつ飲み飽きない類なのでスイスイ飲みまくってすぐ酔うので危険な酒ですw

とりあえず日本酒が好きな人なら大体旨いというような一本ではあります(人によって味の趣向はよりけりで味の骨格が欲しい、濃いめで主張が強いやつが好きというのには物足りないかもしれません。)

 

 

さて合わせる料理はどうするかという事で

 

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 持ち込みましたw

このお店は酒の持ち込み自由で、おすそ分けして酒の味を見てもらい、そのうえで合わせる料理をだしていただけたりもします。

以前のレビュー記事にも登場したお店でもあります。以下の記事参照。

 

https://xell7806.hatenablog.com/entry/2018/10/27/171124

 

大将もだいたい私と同じ感想で「こりゃまたレベル高いねぇ」とのこと。

そして料理を出してもらうわけですが、こういうのを通じて自分もペアリングの参考や勉強の機会にしようと思いながら何が出てくるかなとワクテカしておりました。

総合的に香りがある食中酒という所もあるので大体のものには合わせやすいかなとういう予想は立ててました。

 

以下料理

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一品目 ナマコの刺身とすりおろしリンゴと柚子

 

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二品目 ホタテ(レアの状態)と生うにのお吸い物

 

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三品目 刺身盛り合わせ(特に中央のピンク色の刺身はシロアマダイ4日間熟成、発酵させ旨味と甘味をより引き出しているというこだわりっぷり)

 

 

 

総括

七田 純米吟醸 雄町 無濾過にあう料理等は大体日本酒に合うとされるような魚介(刺身とかウニ)がベストのようです。料理の拘りっぷりの予想はつきませんでしたが

傾向はボチボチ予想通りという所ですw

料理は大変素晴らしく相性も抜群で

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となりますがw

やはりご家庭で再現しにくすぎるモノばかりである意味参考になりませんでしたorz

 

ブログ主は後日再現諦めて無難になめろうでも作って飲んどきますw

てなわけで本日は此処までです。

七田 純米吟醸 雄町 無濾過自体はレギュラー商品ではなく季節限定品で入手難易度は高めですが、そのほかの七田は今回紹介の酒とはだいぶ傾向は違いますが、酒としての完成度は高いのでおススメしときます(全体的に濃いめかつ甘い味が多いです。)

 

次回更新予定日は12月28日を予定しております。

ここまで読んでいただいた方ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

聖夜でもある看板娘のコーナー

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天空都市が出ましたので天から見下ろす感じのアイン君でもお楽しみください。

 

佐賀が天空都市SAGAとネタにされるくらい何もないといえば何もない場所にはなりますが佐賀牛専門のステーキ屋イカとか海苔とかはまあ有名でいい所もあるのであまりネタにしないように気を付けましょう。

まあそれでもあの地平線(田んぼ)輝くのは(野焼き)♪と歌いたくなる位やはりド田舎です(実体験)

 

 

 

 

 他のおススメ七田も

 

 

 

 


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